-腎は精を蔵し、生殖をつかさどる-

漢方では、人は腎とともに成長し、腎とともに衰えると考えます。
「腎」というのは、西洋医学でいう、腎臓の働きよりも幅広い意味を持ち、
成長ホルモンの働き、生殖能力、歯や骨を作るなどのカルシウム代謝など
を含みます。また、生命を維持するエネルギ－源を「精」といい、精は腎に
蓄えられて成長発育や生殖を支えています。

老化が進むのは

精が不足し、腎がうまく働かないと、老化が早く進み、体力の低下や歯・骨・毛髮
に影響が出たり、肥満になったりと様々な症状となって現れます。そこで腎を補う
「補腎薬」が必要となるのです。

皇帝の秘薬

4000年の漢方の歴史を誇る中国では、歴代皇帝が不老長寿に執着したため
強精・強壮薬の研究が盛んでした。そのため、薬は何種類もありますが、
中でも効果のすぐれた代表的なものが「至宝三鞭丸」と「海馬補腎丸」です。
どちらも動物生薬を多く配合しているのが特徴です。動物生薬は効き始めるのが
早く、効果が期待できます。血液循環を促進させ、体を温める機能が高いので
ＥＤにも効果があると考えられています。

こんなときにも

精力が減退してくると腰やひざがだるく、力が入らなくなり、健忘や手足の冷感、
尿量の減少、頻尿または排尿困難、夜間排尿などが出てきます。
そのような症状が現れたら、是非一度お試しください。